お薬手帳の大切さ!
お薬手帳を皆さんご存知でしょうか?
病院や薬局でもらえるものです。お薬手帳で自分がどんなお薬をどれくらいの量、どんな期間飲んでるかというのが明確になります。いろいろな病院に行ったりする方の場合は、今後治療する上で必要になる大事な情報になります。
しおや歯科医院では全身状態を考慮するために、可能な限り服用されてるお薬のことや通院中の状況などを教えていただいております。
患者さん自身が所持している資料や書類を活用することで、全身の観察や問診だけではわからなかった全身状態の有用な情報を得ることができます。
全身疾患や状態に関する主な資料としては、お薬手帳、糖尿病連携手帳、ワーファリン手帳、喘息日誌、BP製剤服用患者カード等が該当します。
具体的には以下の、全身状態がある方は要注意と言うものがあります。しおや歯科医院では皆様に合わせて最大限配慮し治療を御提供致します
<<高血圧>>
血圧が上昇するのを避けるため不安や緊張を少しでも和らげるように配慮いたします。高血圧の合併症(心疾患、脳血管障害などに注意します)
<<糖尿病>>
糖尿病は感染がしやすい状態になっており、治癒がしづらくなる症状があります。血中ヘモグロビンの一つの基準であるHbA1cの値を確認しコントロールの状態を把握した上で治療いたします。糖尿病に関しては歯周病と非常に関わりが強いので、また違う記事で詳細をお話ししたいと思います。糖尿病の状態によっては、一部の治療が治りづらいもしくは難しくなる可能性があります。
<<喘息>>
吸引薬があれば治療時には持参してください。当院には酸素ボンベがあり、1階には内科しいなクリニックがありますので緊急事態にも対応可能です。
当院では痛み止めなど院内処方をしておりますが、喘息をお持ちの方は避けた方がいい薬もありますので注意しましょう。問診票の欄の喘息にチェックを入れてください
<<ペースメーカー装備患者>>
ペースメーカーを使用している方には、ペースメーカー動作に影響する機器の使用を避けております。また抗血栓薬等の服用がないかは確認させていただきます
<<てんかんの方>>
急な刺激、大きな音や精神的なストレスにより誘発されることがありますので最大限配慮し対応いたします。また一部のてんかん薬により歯肉肥大が誘発されその結果、歯周病が悪化することがあります。歯肉肥大とは歯肉が盛り上がって、一見腫れているように見えたりクリーニングがしにくい症状が出る状態のことです。これは飲んでいるお薬の種類によって変わってきますので、その辺は処方されている先生と相談する可能性があります。
<<骨粗しょう症>>
骨粗しょう症の薬は骨折防止目的などで服用している方が少なくありません。BP製剤や一部の骨吸収抑制薬がある方の場合、歯科治療に制限が出てしまう場合がございます。しおや歯科医院では全身状態を把握した上で治療を御提供するために、必ず服用されている方は教えてくださいませ。このBP製剤に関しても歯科とは深い関わりがありますので、今後他の記事にて詳細をお伝えできればと思います
今回の記事は以上になります。今後も皆様に役立つ情報をどんどん発信していきたいと思います。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!
千葉市稲毛区