大丈夫?バイタルサイン。

こんにちは、しおや歯科医院 院長の塩谷です。

この度は記事を見ていただいて誠にありがとうございます。今回はバイタルサインについてお話ししたいと思います。

バイタルサインとは「生命・兆候・人間が生きている事象」等に訳されます。一般的に歯科診療で用いる場合は血圧、脈拍、呼吸、体温などの生体情報を意味します。

特に在宅療法診療で全身状態に問題を有する患者さんも多いことから、診療前や治療中に安全確認するためにバイタルの測定は必須であります。

しおや歯科医院では血圧測定器、酸素ボンベ、酸素濃度を測るパルスオキシメーター、体温計を常備しております。また万が一の時に備え応急処置が可能なAEDもございます。バイタルサインに関して1つ1つ簡単に解説していきます。

<<血圧・脈拍>>

歯科医院を訪れる患者さんの中で、合併する疾患で最も多く見られるのは高血圧症です。

血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。よく、血圧の”上”とか”下”という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」のことで、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」のことです。収縮期血圧が140㎜Hg以上、拡張期血圧が90㎜Hg以上のとき、高血圧と診断されます。(考え方により基準は異なる時もございます)

特に歯科医院では、治療する歯科ユニット(椅子)に座るだけでも緊張し血圧が上がると言われておりますので、治療中快適に過ごし安心して治療を受けていただくためにもしおや歯科医院では必要な患者様には血圧測定を事前に行っています。脈拍も同時に計測可能です

実はご自身の血圧などを把握してない患者さんも少なくないです。一般的な基準値を知らないと、そもそも異常に気づけないと言うこともありますので、特にご高齢の方にはしおや歯科医院では必ず血圧の測定をご協力いただいてます。

しおや歯科医院の1階には内科 しいなクリニックがありますので状況に合わせてご紹介することもございます。

<<血中の酸素レベル SPO2 >>

身体機能安全に維持するために絶対条件である酸素の取り込み(呼吸)が、適切に保たれていることを確認する機械がパルスオキシメーターです。パルスオキシメーターは指先にクリップ上のセンサーを挟むだけで血中に含まれる酸素レベルを簡単に測定することができるため、歯科治療における有用性の高いモニタリング装置といえます。

血中酸素レベルは経皮的動脈血酸素飽和度(SPオーツー)で示され95%以上が基準とされています。SPO2の低下は酸素を取り込むための呼吸状態に重大なトラブルが生じていることを意味します。

この数字が低いと中等度低酸素となり酸素治療が必要だったり、人工呼吸が必要な場合もございますのでチェックしておきたいところです。

治療前からSPO2が低い値を示す場合の理由としては

風邪、肺炎、COPD、呼吸不全、加齢、肥満、喫煙等様々な理由が考えられます。

<<体温>>

体温は感染や炎症のほか全身的な病気の兆候であるため患者さんの状態を把握するためには必要な情報となります。特に今、社会情勢で問題となっている新型コロナウィルスに感染対策として、しおや歯科医院では受付で非接触装置を用いて体温を必ず測定しております。

2021/2/1現在 37度を超える方の場合は、しおや歯科医院では治療をお断りさせていただいておりますことを予めご了承ください。

当院では全ての患者様に万全の状態で治療を受けていただくために様々な取り組みをしています。バイタルチェックはその1つです

少しでも気になる、心配なことがございましたらいつでもご相談ください。ご連絡お待ちしております

今回の内容は以上になります。最後で読んでいただいてありがとうございました!

千葉市稲毛区 しおや歯科医院 院長 塩谷 

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